高橋徳治商店 社長の徒然日記石巻 株式会社高橋徳治商店の社長が日々感じたことを書きあげていきます。

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ライフ110号 17:00
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    関西よつば生協連合会さんの機関紙「ライフ110号東北特集」に社長の文章が掲載されましたのでご紹介致します


     震災から5年が過ぎて

     

     あの日の夜も雪が舞い一時間に何度も突き上げる揺れが襲ってきた。山すそで野宿していたのは数百人ではきかなかったが生き残った車のラジオから聞こえるのはこことは違う出来事のようで、いや、誰しも自分達もそうだとは認めたくなかったから。誰が指示した訳ではないが枯れ木で大きな焚き火が出来た。風向きで煙が来ようがその火に何十もの輪が出来た。火明りに見える顔は不安で青ざめ会話もなく大きな揺れに叫び声だけ。そして夜空が白み始めた。一睡も出来ぬまま、しかしその少しずつ変わる明るさにどんなに救われただろうか、が、陽の明りは惨状の現実も見せる。

     そして五年目が来た。18万人が未だ仮住まい、10万人が放射能から避難状態。石巻市では被災者の63%が仮設暮らし。被災地全体では3人に1人がうつ病、我慢の限界で子供達は不登校、心的外傷後ストレス障害、暴力や引きこもり、そして貧困が避難者を襲っている。水産加工会社の工場は再建したが売上は半分から60%までしか回復せず震災後の借り入れの返済が1年前から容赦なく始まっている。何故再建したか、今更だが事業再開の意味を問う経営者も多い。何も始まっていない。仮屋や庭に這う虫を殺せなかったなぁとよく耳にした。人の思い遣りに涙する人、幸せって?豊かさって…死生観が変わった人もいた。

     

     当社はあい変わらず商品を掘り下げ続け、気がつけば1000日以上になる。そして不思議だが執拗な商品追求は、自分で考えるスタッフ、スタッフ同士支え合い思い合い笑顔を作っている。そしてこれから一年後は500人はいると思われる地域のニート、引きこもり、不登校の若者たちの背中を押し自己肯定感を持ってもらう新しい事業を起こして行きたい。経営も上手く行っていないのにあまりにも困難な事業、無謀だとある人に言われた。被災した会社でそのスタッフが被災地で大きな問題になっている病んだ心に明かりを灯すことで私もスタッフも救われるんだと思いの丈、心の丈を形にする事業。この地で私たちは力になり笑顔になり自ら光になります。自らと向き合い思いや心を共にできますよう1000卷緬姪譴涼呂茲

     

     
     

    蟾盒尭措商店

    高橋英雄

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